性感染症の症状と口内感染、アジスロマイシン治療

クラミジア感染症はクラミジア・トラコマチスの感染によって引き起こされます。性感染症として有名で、特に若年層に感染者が多いことが特徴です。性行為を経験したことのある10%程度はクラミジア感染症になったことがあると言われています。また男性よりも女性の方がかかりやすい感染症でもあります。その理由としては性行為の際に女性の方が接触する性器の面積が広いためです。女性は男性の約5倍の確率で感染します。
クラミジア感染症の症状は主なものとして、腰痛、腹痛、月経不順などが挙げられます。ただこのクラミジア感染症に感染しても症状が現れないことが多いのが難点です。男性の場合50~60%、女性の場合80%が症状が出ないため、放置してしまいがちです。女性の場合にはもし放置してしまうと、卵管炎が起こり、その影響で卵管が狭窄し、卵子の通り道が狭くなるため、不妊症や子宮外妊娠が起こる可能性が出てきます。そのため早めに治療することが重要です。
また性器だけでなく口内にも感染を起こすことがあります。これはオーラルセックスによって性器を口内に入れると感染してしまうのです。口内でも特に咽頭部への感染が多いです。すると咽頭炎が起こり、場合によっては痛みを感じることがあります。
クラミジア感染症では、よくアジスロマイシンという薬が治療に使用されます。アジスロマイシンはマクロライド系抗生物質で、細菌のリボソームの50sサブユニットと結合することで細菌のタンパク質合成を阻害し、抗菌作用を発揮します。通常の感染症の場合にはアジスロマイシン500mgを1日1回3日間連続服用します。これにより1週間効果が持続します。しかしクラミジア感染症の場合には1回1000mgを服用するだけです。これによって10日間効果が持続します。